CNC 旋盤を使った切削微細加工技術で「髪の毛より細い半導体接触子」を加工
株式会社愛工舎
より小さく、より軽く・・・。
毎日が「極限の超微細加工技術への終わりなき挑戦」です。
CNC 旋盤を使った切削微細加工技術で「髪の毛より細い半導体接触子」を加工
株式会社愛工舎
より小さく、より軽く・・・。
毎日が「極限の超微細加工技術への終わりなき挑戦」です。
超微細切削加工技術が実現する世界最小0.03mmの半導体接触子
半導体は、その工程において機能検査を実施する。この検査を行うためには、検査機器を半導体電極に接触させ、電気信号の測定を実施する必要があるが、その検査機器に取り付けられ、半導体に接触するピン状の部品こそが「接触子(コンタクトプローブ)」である。
半導体回路の高集積化が進むにつれ、接触子の径も小さくなっており、現在の主流は径0.4mmぐらいのもの。こうした中、既に世界最小レベルの径0.03mmの製品を世に送り、半導体産業を支えている企業が愛工舎である。
接触子はただ細いだけでなく、その先端は半導体の種類に応じ、円錐、三角錐、クラウンなど、様々な加工が必要とされる。特殊な刃物を取り付けたCNC旋盤で極細の金属をさらに細く削り、先端の加工、穴あけなど、半導体の形状に応じた様々な加工を施す「微細切削加工技術」が同社のオンリーワンの技術。
時計製造業として創立し、培った精密加工技術をもとに接触子等の製造に方向転換し、見事成功。業界トップクラスの設備を入社7 年ほどの若い技能者が操り、職人のモノづくりを伝承している。
21世紀に広がる超微細切削加工技術の可能性に挑戦
半導体接触子は、東南アジア各国の追い上げが予想されるが、同社はさらに微細なものや高電流対応プローブピンなど技術的優位性を持った製品を市場に投入して他社を突き放す。試作レベルでは、径0.02mmはクリア。10年後には径0.01mmが求められることを見据え、飽くなき挑戦を続けている。
そして、その挑戦の過程で、微細切削加工技術をさらなる高みへと到達させ、情報機器や医療機器、自動車部品などの新しい分野からの要求に応えていくための体制作りを進めている。
会社概要
※データ・内容は2007年5月現在のものです。