独自の電鋳技術で「世界No.1を追求する」
江南特殊産業株式会社
社員には「世界No.1の電鋳技術を目指そう」と呼びかけているんです。
もちろん「実際に世界No.1の電鋳技術である」という自負はありますよ。
独自の電鋳技術で「世界No.1を追求する」
江南特殊産業株式会社
社員には「世界No.1の電鋳技術を目指そう」と呼びかけているんです。
もちろん「実際に世界No.1の電鋳技術である」という自負はありますよ。
高い転写性を誇る「ポーラス電鋳」・「スーパーポーラス電鋳」
通常は穴の空いていないニッケル電鋳金型に穴を設けることで、プラスチック成形品に付加価値を持たせた「ポーラス電鋳」と「スーパーポーラス電鋳」が、江南特殊産業が特許を保有するオンリーワン技術である。
ポーラス電鋳で作られた金型には0.05〜0.15ミリほどの孔を無数に有し、金型表面に加熱シートを真空吸着することで高転写性を実現。プラスチック成形の主流である塩化ビニールのパウダースラッシュ成形に代わり、リサイクル可能なオレフィン系樹脂シートによる凹(メス)引真空成形方法を確立した。
また、その発展形であるスーパーポーラス電鋳では、ナノの世界を転写する「高転写性」で鏡面仕上げを可能にする。
またポーラス電鋳、スーパーポーラス電鋳、この2つの技術に「シボハリ技術、パンチング電鋳、スチールメッシュ電鋳、金網配管電鋳、超精密電鋳・ナノ加工転写電鋳技術」を加えた7つの技術で世界No.1を追求しており、同社の高い技術で作られた金型は国内外の自動車部品メーカーに採用され、内装部品の製造などで高い評価を得ている。
金型製作に留まらない新たな事業展開
金型の他に、機械・材料・生産技術・ノウハウを含めたシステム提案が今後同社の進む道となっている。その一例が金網配管電鋳技術(320℃の温オイル循環金型)を活かし、地球ゴマのように金型を回転。ポリカーボネート等の樹脂材料を投入し、ブロー成形ではできない複雑な形状を回転成形で 実現する「ジャイロ スペース」である。
さらには、光学分野へも足を進め、プレシジョン事業部を設立し、専用工場を建設。超精密NC加工機と長年培ってきた超精密電鋳技術により、ディフィーザー(光源から発した光を散乱もしくは分散させる装置)の原型加工、導光板(携帯電話の液晶画面を照らす部品)の生産を開始している。
会社概要
※データ・内容は2007年5月現在のものです。