社員と素材が『心』で向き合い、対話する
三豊機工株式会社
「過去のことは悔やまない、先のことにくよくよしない、 てきぱきと片づけて、何ごとにも腹の中にためないこと」が経営には大切です。
社員と素材が『心』で向き合い、対話する
三豊機工株式会社
「過去のことは悔やまない、先のことにくよくよしない、 てきぱきと片づけて、何ごとにも腹の中にためないこと」が経営には大切です。
工具の高精度化・高寿命化・安全性能に応える冷間圧造技術
皆さんはご自分の工場で金型とどのように接しておられるだろうか?
三豊機工の社員は、圧造金型の命数(割れ)に関して「どうして割れる、なぜ割れる、耳で聞いても答えてくれぬ、心で聞いたらささやいた」を標語に素材と向き合っている。
こうした姿勢から生まれる三豊機工の主力製品「ダブルヘックス」は、圧造工具に関する独自のノウハウと技術を駆使して開発された。
ダブルヘックスは、等脚台形の超硬ニブ6個を組み合わせ、さらに六角型リングと一体化しているところから名づけられた(HEX:Hexagon=六角形の)金型工具の名称だ。自動車をはじめ各種機器の締結に需要が急拡大するフランジ付き六角ボルト・ナットを加工する際、発生する衝撃エネルギーをバランス良く吸収することで耐用命数が長く、圧倒的な優位性を発揮する金型工具として信頼を得ている。そのメリットは、金型の取替え回数の減少による機械の長時間連続稼動が可能となることであり、結果として生産性を高め、加工時におけるトータルコストの低減に大きく貢献する。
グローバル化に対応したモノづくりを展開
三豊機工は、名古屋市内で創業後、現在は愛知県春日井市に本社を構えている。グローバル化に対応するため、コアとなる生産拠点を本社に置きながら、1991年に鹿児島県(川辺郡川辺町)に新たな生産拠点を構え、2003年には同町に第2工場を竣工した。
20数年前から海外20数カ国に金型を輸出する実績を持つ同社は、2002年にシカゴに現地法人を設立した。この現地法人は、先に進出した日系企業へのバックアップと、さらなる市場の拡大を狙うためのものだ。
ユーザーに満足されるハイレベルな品質、精度、性能の金型工具づくりを目指す三豊機工の工場では、今日も黙々と社員が素材に向き合い、対話を続ける。
会社概要
※データ・内容は2007年5月現在のものです。